セルフブランディングとは「点と点をつなぐ」こと
スティーブ・ジョブズから学ぶ「真のセルフブランディング」とは何か
私の大好きなスティーブ・ジョブズさんの有名なスピーチからセルフブランディングについて考えてみます。
【ジョブズさんの言葉】
「大学を中退し、自分の好きなことをやって(失敗して)得られた経験は、後に Mac を生み出すときに大いに役立った」
(カッコ)は文脈上から私が補いました。原文はこちらhttps://news.stanford.edu/news/2005/june15/jobs-061505.html
失敗を封印しないで、過去の汚点(てん)を今の到達地点(てん)につなげてる。 点と点がつながった!というわけですね。
世の中、自分のスペックを語ることに精一杯でなんだか息苦しい感じがします。
中上健次は「世界は. いつまでも. ギリシャ悲劇を上演している. 強姦者どもが生きつづけて、弱々しい悲鳴を海が執拗に叫びつづけていいものだろうか? 」という名言を残しました。
昨今ではまるで「世界は. いつまでも. 就活面接を上演している.強姦者どもが生きつづけて…」(この先続けるとヤバそうなので…にしとく)となってます。
自分のスペックをできるだけいいところだけ切り取ってプレゼンします。しかし敵もさるもので自分の欠点もスピーチすることを求められます。ですので就活本には、自分の欠点を聞かれた時のマニュアルも載ってます。
スペック過剰重視でなんか世の中おかしくなってませんか?
後からでしか、点と点はつながらない
You can't connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards. So you have to trust that the dots will somehow connect in your future.(ibid)
何かを期待しながら点と点を結び付けられるなんて考えることなんてできないよ。つまりさ…君たちは後ろを振り返ったときにだけ、それらをつなげることができるんだ。だから言いたいのは、君たちは信じる必要があるってことなんだ。無数の点は君たちの将来の地点において、何というか、結び合わさるんだろうな、ってね。
(拙訳)
将来をあらかじめ見据えて、点と点をつなぎあわせることなどできません。できるのは、後からつなぎ合わせることだけです。だから、我々はいまやっていることがいずれ人生のどこかでつながって実を結ぶだろうと信じるしかない。
自分の経験が他でも役に立つというのは、実際に役に立って初めて気づくことが多いものです。その時初めて、ブランディングは自己中心的な体験から他者を巻き込んだ経験に深化するのではないでしょうか。
その時はつながらなくても、後から振り返ると、そこに道になって結合した筋が見えてくる。この一貫性こそがセルフブランディングなんだと思います。
過去の自分が現在の自分を作り、それは未来につながる それがセルフブランディングだ
「点と点をつなげる」 ために大切考え方をセルフブランディングの視点からまとめてみました。3つに分けましたが、一つのことですね。
1失敗があったから今の自分がいる
2今の自分はその失敗で過去の自分とは別人だ
3だから未来もきっと何かができる
現在の価値だけをスペックとして並べて説明してもこの、岩のように固く、海よりも深い自分の安心感、そして他社からの信頼感はでないと思います。
PS.
スティーブ・ジョブズさんのことを好きな人はいっぱいいると思います。みんなでぜひ「スティーブ・ジョブズを攻略する会」でも作りましょう。あれ、もうありますよね。入れて下さい!
(^o^)