ガンプラを組み立てる男 キャンベルスープを作る女

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タイトルはベストセラーの「話を聞かない男、地図が読めない女」からアイディア頂戴しています。(*^^*)

ガンプラキャンベルスープはどちらも未完成品を堂々と売っている

ガンダムのプラモデル=ガンプラ(知らない人もいるでしょう。なにせ私の父の世代ですから)と、キャンベルスープには意外な共通点がありました。

キャンベルスープって、出来上がったものじゃないですよね。 アメリカ人のお母さんが、最後に空いたスープ缶に牛乳測って投入。 これで爆発的人気出た。途中まで仕上がってて、完成させたのは自分感・達成感…これがいい!

 

プラモデルもそうです。あえて未完成のパーツを一生懸命組み立てるわけです。完成品のおもちゃを買ってくるのではなく、未完成品を完成させること自体が楽しい。プラモデルが楽しい理由はきっとここにあるのだと思います。もっとも聞いた話では、難易度の高いプラモデルを完成させてヤフオクで売っている人もいるそうですけど…。この人は少数はだと思います。

 

仕組み化の半自動と全自動どちらがお好きですか?

これは、私がデジタルの情報活用術にのめり込まずに、手作りノートに目覚めたnoteの話とも共通するかな、と書いている途中思いました。

 

人間はきっと全自動より半自動がホントは好きなんだよね。なんでそう思うかと言うと…。

 

会社や学校に完成形を押し付けられて、管理されるのは嫌だけど、自分のお気に入りの手帳がスケジュール一杯で縛られているのは快感なんだな、これが…。

だから「仕組み化」というのもそういう心理が働いていると思うのです。

 

この本もまたベストセラーですね。すごい名著だと思います。


『無印良品は、仕組みが9割 仕事はシンプルにやりなさい』

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この意味するところは「やっと9割いったぞ、残り1割も自動化しちゃおう!」という本ではないのです。

 

目次を抜粋するとこんな感じですね。

序章 なぜ無印良品には“2000ページのマニュアル”があるのか
―「標準」なければ「改善」なし

1章 売上げとモチベーションが「V字回復する」仕組み
―「人を変える」ではなく、「仕組みをつくる」

2章 決まったことを、決まったとおり、キチンとやる
―「経験」と「勘」を排除せよ

3章 会社を強くするための「シンプルで、簡単なこと」
―「他者」と「他社」から学ぶ

4章 この仕組みで「生産性を3倍にできる」
―「むくわれない努力」をなくす法
5章 自分の仕事を「仕組み化する力」をつくろう―「基本」があれば「応用」できる

 

ということで、よくアフィリエイトにあるような「ほったらかしでOK!あなたも不労所得で億万長者!」とはまったく質的に異なるものなのです。

1割の創意工夫のために仕組み化は存在する

無駄を排して、効率良くではないのです。
無駄を廃するのは排するのです、たしかに。

しかしそれは効率化だけが目的ではないのです。無駄を廃止するところに創意工夫の課題が見えてくるからです。

 

これって上から押し付けられた就業規則という完成品とは程遠い、現場で作る未完成品だと思います。

 

この組織なら働くぞ!

という気になるのではないでしょうか。

というわけで私は「ほったらかしでOK!あなたも不労所得で億万長者!」は眉につばして聞いてます。

 

そんなうまい話があるわけない、からじゃありません。

多分あると思う。

 

そんな仕事はつまらないからいやなんです。

 

(^o^)