老舗旅館は敷居が高い?
一泊何万円もする宿、なかなか泊まれないけど、雑誌やMOOKを見ているだけでも楽しい。泊まれたらどんなにいいかなと思いつつも、その創業何百年という歴史と写真の荘厳さを見て「庶民にはちょっとなあ」と思ってしまう人もいるかも知れませんね。
ここではそんな老舗旅館にスポットを当てて、老舗旅館を楽しむ方法について語ってみます。
老舗旅館の敷居は高くない
老舗旅館というと、皆さんはどこをイメージされますか。
箱根・熱海・京都といった場所は、雰囲気的にもいかにも老舗旅館がひしめいているようですよね。他にも全国津々浦々に老舗旅館とよばれるところがありますが、ここでは、なんといっても日本の文化の代表選手である京都の老舗旅館にスポットを当てましょう。
京都御三家と呼ばれる三大老舗旅館があるのですが、まず結論から言いましょう。
老舗旅館の敷居は高くないです。
老舗旅館の経営も変わった
当然歴史もあり、由緒もあります。宿泊料金もお高めで、敷居も高そうな旅館ばかり。しかし、少数のお金持ちの隠れ家として経営をしていた時代は過ぎ、いわゆる教徒的な一見さんはお断りという文化は高級旅館には今はありません。インターネットの宿泊サイトで予約できるところもありますので、「ちょ
っと高いな」と思いつつも、それほどの旅館であると気が付かないで予約する人もいるでしょう。
いまや老舗旅館はごく一部の人だけが訪れるところではありません。
少なくともネット予約をしているところはそうだと言えるでしょう。
敷居は高くないがやはり老舗
では実際に京都三大旅館を見てみましょう。
俵屋旅館
新館 和室8畳+踏込1畳 禁煙 夕食部屋食 お約束プラン 50,000円代
セルフブランディングとは「点と点をつなぐ」こと
スティーブ・ジョブズから学ぶ「真のセルフブランディング」とは何か
私の大好きなスティーブ・ジョブズさんの有名なスピーチからセルフブランディングについて考えてみます。
【ジョブズさんの言葉】
「大学を中退し、自分の好きなことをやって(失敗して)得られた経験は、後に Mac を生み出すときに大いに役立った」
(カッコ)は文脈上から私が補いました。原文はこちらhttps://news.stanford.edu/news/2005/june15/jobs-061505.html
失敗を封印しないで、過去の汚点(てん)を今の到達地点(てん)につなげてる。 点と点がつながった!というわけですね。
世の中、自分のスペックを語ることに精一杯でなんだか息苦しい感じがします。
中上健次は「世界は. いつまでも. ギリシャ悲劇を上演している. 強姦者どもが生きつづけて、弱々しい悲鳴を海が執拗に叫びつづけていいものだろうか? 」という名言を残しました。
昨今ではまるで「世界は. いつまでも. 就活面接を上演している.強姦者どもが生きつづけて…」(この先続けるとヤバそうなので…にしとく)となってます。
自分のスペックをできるだけいいところだけ切り取ってプレゼンします。しかし敵もさるもので自分の欠点もスピーチすることを求められます。ですので就活本には、自分の欠点を聞かれた時のマニュアルも載ってます。
スペック過剰重視でなんか世の中おかしくなってませんか?
後からでしか、点と点はつながらない
You can't connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards. So you have to trust that the dots will somehow connect in your future.(ibid)
何かを期待しながら点と点を結び付けられるなんて考えることなんてできないよ。つまりさ…君たちは後ろを振り返ったときにだけ、それらをつなげることができるんだ。だから言いたいのは、君たちは信じる必要があるってことなんだ。無数の点は君たちの将来の地点において、何というか、結び合わさるんだろうな、ってね。
(拙訳)
将来をあらかじめ見据えて、点と点をつなぎあわせることなどできません。できるのは、後からつなぎ合わせることだけです。だから、我々はいまやっていることがいずれ人生のどこかでつながって実を結ぶだろうと信じるしかない。
自分の経験が他でも役に立つというのは、実際に役に立って初めて気づくことが多いものです。その時初めて、ブランディングは自己中心的な体験から他者を巻き込んだ経験に深化するのではないでしょうか。
その時はつながらなくても、後から振り返ると、そこに道になって結合した筋が見えてくる。この一貫性こそがセルフブランディングなんだと思います。
過去の自分が現在の自分を作り、それは未来につながる それがセルフブランディングだ
「点と点をつなげる」 ために大切考え方をセルフブランディングの視点からまとめてみました。3つに分けましたが、一つのことですね。
1失敗があったから今の自分がいる
2今の自分はその失敗で過去の自分とは別人だ
3だから未来もきっと何かができる
現在の価値だけをスペックとして並べて説明してもこの、岩のように固く、海よりも深い自分の安心感、そして他社からの信頼感はでないと思います。
PS.
スティーブ・ジョブズさんのことを好きな人はいっぱいいると思います。みんなでぜひ「スティーブ・ジョブズを攻略する会」でも作りましょう。あれ、もうありますよね。入れて下さい!
(^o^)
ガンプラを組み立てる男 キャンベルスープを作る女
タイトルはベストセラーの「話を聞かない男、地図が読めない女」からアイディア頂戴しています。(*^^*)
ガンプラとキャンベルスープはどちらも未完成品を堂々と売っている
ガンダムのプラモデル=ガンプラ(知らない人もいるでしょう。なにせ私の父の世代ですから)と、キャンベルスープには意外な共通点がありました。
キャンベルスープって、出来上がったものじゃないですよね。 アメリカ人のお母さんが、最後に空いたスープ缶に牛乳測って投入。 これで爆発的人気出た。途中まで仕上がってて、完成させたのは自分感・達成感…これがいい!
プラモデルもそうです。あえて未完成のパーツを一生懸命組み立てるわけです。完成品のおもちゃを買ってくるのではなく、未完成品を完成させること自体が楽しい。プラモデルが楽しい理由はきっとここにあるのだと思います。もっとも聞いた話では、難易度の高いプラモデルを完成させてヤフオクで売っている人もいるそうですけど…。この人は少数はだと思います。
仕組み化の半自動と全自動どちらがお好きですか?
これは、私がデジタルの情報活用術にのめり込まずに、手作りノートに目覚めたnoteの話とも共通するかな、と書いている途中思いました。
人間はきっと全自動より半自動がホントは好きなんだよね。なんでそう思うかと言うと…。
会社や学校に完成形を押し付けられて、管理されるのは嫌だけど、自分のお気に入りの手帳がスケジュール一杯で縛られているのは快感なんだな、これが…。
だから「仕組み化」というのもそういう心理が働いていると思うのです。
この本もまたベストセラーですね。すごい名著だと思います。
この意味するところは「やっと9割いったぞ、残り1割も自動化しちゃおう!」という本ではないのです。
目次を抜粋するとこんな感じですね。
序章 なぜ無印良品には“2000ページのマニュアル”があるのか
―「標準」なければ「改善」なし
1章 売上げとモチベーションが「V字回復する」仕組み
―「人を変える」ではなく、「仕組みをつくる」
2章 決まったことを、決まったとおり、キチンとやる
―「経験」と「勘」を排除せよ
3章 会社を強くするための「シンプルで、簡単なこと」
―「他者」と「他社」から学ぶ
4章 この仕組みで「生産性を3倍にできる」
―「むくわれない努力」をなくす法
5章 自分の仕事を「仕組み化する力」をつくろう―「基本」があれば「応用」できる
ということで、よくアフィリエイトにあるような「ほったらかしでOK!あなたも不労所得で億万長者!」とはまったく質的に異なるものなのです。
1割の創意工夫のために仕組み化は存在する
無駄を排して、効率良くではないのです。
無駄を廃するのは排するのです、たしかに。
しかしそれは効率化だけが目的ではないのです。無駄を廃止するところに創意工夫の課題が見えてくるからです。
これって上から押し付けられた就業規則という完成品とは程遠い、現場で作る未完成品だと思います。
この組織なら働くぞ!
という気になるのではないでしょうか。
というわけで私は「ほったらかしでOK!あなたも不労所得で億万長者!」は眉につばして聞いてます。
そんなうまい話があるわけない、からじゃありません。
多分あると思う。
そんな仕事はつまらないからいやなんです。
(^o^)